不老長生 白鶴の舞 気功太極拳

著：長岡隆司、帯津良一 / 1990発行(A5判)

1990年 監修:楊名時 / 単(ハードカバー) 谷口書店 / 本書は、いま太極拳に興味を持っていて、これから実際に始めてみたいと思っている人や、習い始めて少しだけ面白さがわかりかけてきた人たちのための、いわば副読本のつもりでつくりました。なぜ副読本かというと、いわゆる“套路”(二四式とか四八式などの型の流れ)について書いたものではなく、その以前、太極拳における立ち方とはどのようなものか、一歩踏み出すにはどうでなければならないかとかいった基本の基本と、その際のからだの『感じ』、『イメージ』といったものを重要視したものだからです。私たちは、套路を覚え、うまく演じてみせることより、 何よりも太極拳を行うときの、からだの(そしてこころの)感覚というものを大事にしたいと思いました。その感覚こそが、太極拳を行うとき、自分自身にとって一番素晴しいものだと考えるからです。(『はじめに』より)