プロレス 黄金時代の栄光と暗黒

新(ソフトカバー) 恒文社 / 近代プロレス史上最も価値ある名勝負に満ち満ちた時代――というと、いわゆる“プロレス第二期黄金時代”と呼ばれる、第一次世界大戦が終わった戦勝国アメリカの好況時代――“狂乱の一九二〇年代”という社会背景の中でくりひろげられるドラマチックな“プロレス大絵巻”いや、ひとりプロレスだけの繁栄ではなくて、この時代のアメリカは、世界プロ・スポーツのメッカになる――野球、ボクシング、プロレスと、三大ブロ・スポーツにドルの洪水といっていい。プロレスが“第二期黄金時代”というのは、第一次世界大戦前のフランク・ゴッチ体制を、近代プロレスの“第一期黄金時代”と見たてたからである。(まえがきより)