ブラジリアン柔術 バーリ・トゥードテクニック トップ・ポジション編

大判(ソフトカバー) 新紀元社 / ホイス・グレイシーは第1回 「アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ」に出場し、名門グレイシー家の格闘スタイルが、当時人気の高かった空手やキックボクシングなどの格闘技に勝ることを証明し、世界中の格闘技ファンを驚かせた。以後、グレイシー柔術は格闘界の注目を集め、 多くの人がこぞってこの武術を学ぼうとし、自分よりも大柄な相手を技によって倒せるようようになりたいと願った。その後、電光石火の攻撃と粘りの極め技が一体となったホイスの格闘スタイルは世界中で模倣されるようになるが、彼ほど多くの勝利を収めた者はいない。

「ブラジリアン柔術 バーリ・トゥード テクニック」は、 ホイス・グレイシーが初めてみずからの攻撃と防御のテクニックをまとめたものである。ここには、十数年前に彼を一躍有名にした古典的な柔術の技と、ホイスが最近の試合で対戦相手を苦しめている変形技の両方が盛りこまれている。日本の大競技場を超満員にした最近の試合で、ホイスは伝統的なブラジリアン柔術の技に、数々の新しい攻撃法を混じえて闘った。本書にはそんな新種のテクニックも含まれている。ここに集められた驚くほど多彩な技を身につければ、不敗の格闘家になるのも夢ではない。

この「バーリ・トゥード テクニック トップ・ポジション編」は対戦者の上になったときの闘いに焦点をあてる。技の切れを左右する細部の調整や、トップ・ポジションを維持する練習法、相手の抵抗に反撃する際の秘訣などをとりあげ、 書物としては初めて、上位から闘うときの重要な側面を詳しく分析し、その細部を解説する。対戦者の下位にあるボトム・ポジションでの闘い方をテーマにした続編と併用してもらえれば、これまでで最も充実した格闘技の指南書になるのは間違いないだろう。