アウトロー 一匹狼から総合格闘技のスターへ

単(ペーパーバッグ) ゴマブックス / 格闘王・前田日明氏が主催する総合格闘技「THE OUTSIDER」（ジ・アウトサイダー）をリアルに再現した小説がついに誕生！ 新宿歌舞伎町で暴れまわっていた18歳の甲斐涼太が、たまたま居酒屋でからんだ相手が天才格闘家の亘理勝だった。 亘理は甲斐涼太に格闘技の才能を感じ、総合格闘技大会「Ｏ―１（オーワン）」に出すつもりで弟子にする。Ｏ（オー）はアウトローの頭文字で、「Ｏ―１」は街中でやんちゃしている若者たちを総合格闘技のルールの中で闘わせ、暴走族やヤクザから更生させて、将来プロの格闘家に育てようという目的で立ち上げられたイベントだ。 亘理のもとで日々トレーニングを重ね、念願のＯ―１での試合が決定した甲斐涼太。だがしかし試合前日、ヤクザにボコボコにのされて救急車で病院に運びこまれてしまうのだった ……。 ケガの治療で休んだ１ヶ月間、歌舞伎町の居酒屋店主である芝峰男からヨーガを学びたいと考えた甲斐涼太は、芝に教えを請う。この芝という男、実は若い頃インドを巡り、シャンカル・ダースというヨーガ行者のもとで７年間に渡り修行した過去を持ち、日本のどのヨーガ指導者よりも的確に指導できると自負していた。しかし、芝は甲斐の意に反し、ヨーガを教えることに躊躇するのだった……。 芝がためらうヨーガと格闘技の関係性とは？　ヨーガが格闘技に与える絶大なパワーとは？　そしてＯ―１で甲斐涼太はどんな戦いを見せるのか!?　格闘技経験者、そして全格闘技ファン必読のリアルファイト小説の結末はいかに!?