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【闘道館】20周年記念特別対談 ~ターザン山本×闘道館館長~ 第20回(最終回)

<<⑲スタッフたちと  <目次>

闘道館20周年記念特別対談
ターザン山本×闘道館館長

⑳未来(最終回)

館長:10年後、どういう状況になっているのか。

ターザン山本:プロレスは、あるよ。

館長:もちろんプロレスは続いて行くと思います。
ただ、闘道館は時代とともにプロレス専門店の役割も変化してきているので、今と同じではないはずです。

ターザン山本:だって多くを支えてるのは、昭和のプロレスファンじゃない。
その昭和のファンはだんだんこれからは少なくなっていくじゃない。
昭和のプロレスファンがいなくなったときに、どうするのかっていうことは考えないとね。

館長:それもありますよね。昭和プロレスの需要は引き継ぐ人はいても、全体の市場としては小さくなっていく。現在すでにメインになるお客さんの世代も昭和から平成のプロレスをみてきた世代に徐々に変わってきています。
それに中古販売というのが、ここ数十年で一般にも根付いてきて、それがこの先、どう変化していくのか、ネット販売がさらに加速化していくとしたら、お店の役割どうなっていくか。
今は、まだ役割があるという実感が強く持ててるんですが、10年後は同じ役割があるかはわからない。違っている可能性が高いですよね。

ターザン山本:新しい展開が必要だね。いままでのグッズ販売とはまた違ったなんか役割があるんじゃないかと。それをどうやってクリエイティブに創造していくかってことだよね。

館長:どうなるかなんてわからない。
でもその先がわからない状態、それが一見不安に感じたり、ネガティブに聞こえたりするかも知れませんが、
それこそが、前が見えないことの方が、ワクワクするというか、自分が望んできたことでもある。

未来が見えないことが自由の証明というか。
それに合わせて、変わっていくことを楽しめる気持ちが、45才になりましたが自分にはまだある。
まだまだどういう形かわからないけど、役割があるなら、それを見つけ出して、果たしていきたいなと。
それが見つからなく、役割がなくなったら、そのときはしょうがない。
終わりでいい、 いつ死んでもいいと思ってます。

ターザン山本:見つけ出さないと。時代に即応した、対応した、生き方。
終わるものと始まるものが繰り返されていく。

館長:はい。一つ、海外の需要はあることはわかってるんです。
意外にお客さんを分析してみると、例えば、うちのWEBサイト。
日本語のサイトなんですけど、30%の人は海外からのアクセスで。
売上自体は海外通販、伸びてきてるんですが、まだせいぜい10%くらいなんで、

ターザン山本:伸びるよ、それ。

館長:英語サイトがうまくいかないから、海外のお客さんからしたら、すごい見にくいサイトになってしまってるはずなんです。自動翻訳もめちゃくちゃだし、日本語と英語が入り混じった状態になっていて。これよく海外の人、注文するなって(苦笑)
これをもうちょっと整備して、英語翻訳をちゃんとできたスマホサイトが作れれば、これはまだ。
猪木さんの環状線理論の逆バージョンがあると思ってるんです。
遠くの人の方が文化への憧れがあったりするので。

ターザン山本:そうそうそう。遠くの方の人の方が需要があるから。

館長:日本のプロレスに対して理解がある人って。
2年前にメキシコに、ゴングの清水勉さんやソルナの林雅弘さんに連れて行ってもらって、
メキシコでルチャ万博って大規模なイベントが開催されたんですが。主催の方の好意で、
闘道館ブースを出店させてもらったんです。
 
▲メキシコ・ルチャ万博出店ブースにて
 
で、そこで直接買取をやったんです。メキシコ出張買い取り。Google翻訳使って(笑)
たくさんの人が来たんですけど、みんな詳しくて。
日本のマニアと全然変わらないレベルで、日本のマスクマンのこと、プロレスグッズのこと訊いてくるんです。
偽物っぽいマスクを持ってくる人もいて、怪しいやつもいっぱいいたんですけど(苦笑)
でもとにかく、日本のプロレスやグッズに興味がある人がいっぱいいることが直接肌で感じることができて。
日本にいたら、メキシコは遠い国ですけど、あっちに行ってしまえば、
メキシコのマニアからすると、闘道館も結構、身近な存在としてあるというか。
接するのは初めてだけど、昔からよく知ってる店の人が来たんだって興味深く話しかけてくる人が何人もいた。
そういう意味でリングスネットワークみたいな感じで、海外のマニアと一緒に
日本のプロレス格闘技文化を広げていくというのは、闘道館の役割として、そういうポジションができれば嬉しいなって。

ターザン山本:世界がマーケットだから。WWEもそれで大成功したんだから。
アメリカだけじゃなく、世界をマーケットにしたからうまくいった。
 
▲パンディータ選手とマスク買取交渉中
 
館長:それぞれの国、一国一国の人数はすごく少ないんですけど、
日本のモノを買いたいくらいの熱心なマニアの人って。
限られていますけど、でもそういう人って、人生をかけるくらいの熱量があるので、
その人にしっかり届けたいって。
1万人に1人どころか、1000万人に1人いるかどうかの世界になってきますけど。
その1人とつながりたい。

ターザン山本:パチパチパチ。究極のマイナーパワーでのグローバルな展開だね。
まだまだ可能性いっぱいあるよ。

館長:うん。そうですね。

ターザン山本:現状に甘んじないで、その枠をどうやってキャッチングしていくか。
クリアエイティブにデザインし、創造していくかっていうこと。
それは常に問われ続けているんです。それをやったやつが勝利者になるんです。
時代の最先端にいくわけですよ。
必ず空き家があるんです。オレに言わせれば。
空き家はある。それを見つけれるかどうかなんです。
 
▲帰国後、開催した報告イベント
 
館長:はい。ありがとうございます。
ということで、あっという間に、2時間超えちゃいました。今日はここまでですね。

ターザン山本:どうもありがとう。重要な貴重な話を。
館長の実態をはじめて知りましたよ。

館長:ハハハ。ギリギリまでさらけ出したつもりです。

ターザン山本:今まで知らなかったですから。
はっきり言って、非常にうまい。流れがあって理路整然としてるし、ポイントがはっきりしてるし、驚きました。

館長: おぉおー!(ガッツポーズ) 本当ですか。
これは先生と一対一だから、なんとか遠慮なくしゃべれた気がします。
しゃべるのは全く自信がないので、先生にこうやって褒めてもらいながら伸ばしてもらえると嬉しいです(苦笑)

ターザン山本:大丈夫。文字起こしやってください。

館長:自分のこと、恥ずかしくて。ここまで人に喋ったことなかったんで、今回、しゃべってみて、なんか気がついたら、
闘道館のメモリアルというより、私個人の闘争史みたいになっちゃいましたが (苦笑)
こういう切り口になったので、本来20周年で話せる楽しい想い出話はざっくりカットしちゃいました(苦笑)

ターザン山本:いや、これでいんだよ。アウトプットは表現だから。どこを切り取るかが。
館長らしい。こんな2時間でふつうここまでまとめて話せませんよ。

館長:ありがとうございます。話したら、なんかスッキリしてます(笑)

ターザン山本:スッキリしたでしょ。第二部はあるんですか?
いつか第二部があるとしたら、闘道館のエピソード集が聴きたいね。
こんなエピソードが、あんなエピソードがありましたって、レスラーの話とか、
ファンとの話とか、裏ネタ集というか。

館長:ああ、いいですね。

今回、触れなかったですが、初代タイガーマスクの破れマスクを関係者から買取した話とか、猪木さんにパラオで「闘道館」という文字を書いてもらった話とか、ブル中野さんのイベントの話とか、大阪の闘道館Y1968こと湯川さんとの話とか、 前田日明さんにはじめてあったときの話 、、、あ、豪快な万引にあった話もいつかしたいです (苦笑)
なんだかんだでまだまだ話せそうなことありますね(笑)

次の機会に、、、10年後とか?(笑)。。。その時はまた、お付き合いお願いします!






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